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2007年02月28日

2/28(水)

◆今日の気持ち
(整形外科 最終日)
・整形がいよいよおわる…。といっても次の脳外科は春は暇だから整形のopeにみっちりはいるよていだけれど。
・糸結びをほめてもらえた

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・変形性股関節症
・手掌刺傷、differenciation↓、時間経過と共に回復…血腫?

●今日の病院滞在時間
8時〜18時半

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・ばね指ope
・指関節授動術
・THA

・THAで、臼部にガイドワイヤーで穴をあける。血流悪くなった変形部に血流を届けるため。
・腱鞘麻酔。麻酔が10ml必要な指ブロックとは違い2mlで麻酔がすむ。念のため3mlつかうけれど。背側に届かない(背側だけ追加の必要あり)のと、麻酔が効くまで時間がかかるのが短所。麻酔時の痛みも強い。掌側から骨に当たるまで針をいれ、30秒くらい時間をかけるつもりでゆっくり注入。
・指ブロック。掌側4ml、背側1mlをトウ側尺側二回にやる
・腱鞘の手術は術後すぐ動かす。そのため縫合は解けないようにマットレス。すぐ動かさないと癒着する。癒着していたものは繰り返し癒着しやすい。opeの回数重ねるほど癒着ひどくなる。
・ope終わりタニケットをといた後はじっくり圧迫止血。再還流直後は血流が増える。そのときに圧迫していないと包帯が血だらけに…。フラッシュバックが終れば手を離してもよい。

2007年02月27日

2/27(火)

◆今日の気持ち
(整形外科 5週目)
・整形外科。必死で勉強してみたけれど、1ヶ月は短かった…

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・上腕骨小結節骨折

●今日の病院滞在時間
7時〜21時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・下腿骨折ope。骨に穴をあけさせてもらった!
・整形カンファ

・圧迫骨折の」アリゲーターサイン。偽関節。ガス見える。
・原因がよくわからない脱臼、は、整復しにくい。偽関節になりやすい。
・トウ骨頭・偽関節になったら…spacerとしておいておくだけでも意義ある。切除はいつでもできるし
・結核血液検査。結核菌特異蛋白刺激性遊離インターフェロンγ測定。
・骨折。近位・遠位の2関節を固定。関節をまたぐ筋肉を押さえ込む

2007年02月26日

2/26(月)

◆今日の気持ち
(整形外科 5週目)
・最後数日、しっかり学ばねば!
・来年、専門内科を4ヶ月まわる。どうしようかな…。膠原病と、感染症が好きだから血液内科、にしようかな…とても苦手な分野だけれど…と考え込む

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・圧迫骨折
・UTI

●今日の病院滞在時間
8時〜23時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・下腿アンプタ
・人工骨頭置換術

・ASOの石灰化した動脈
・人工骨頭置換術。差し込むとき、どうしても内反しやすい。体が邪魔になるから。そうすると人工物が動きやすくなってしまう…。避けるために、外反ぎみに打ち込む

2007年02月24日

2/24(土) セミナー参加

・神経内科
・ジェネリック
の講演会に参加

2007年02月23日

2/23(金)

◆今日の気持ち
(整形外科 4週目)
・CTで脊椎カリエスを見抜く整形指導医の眼を手に入れたい…
・読みたい本と文献の山が片付かない…
・昨日の当直は比較的楽だった
・専門医にいつもいろいろ教えてもらいながら隙間仕事をする。ずっと濃密な勉強をし続けられる毎日。それが自分が一番気持ちいい、理想像なのかもしれない。他人の上に立つこと、興味もてない。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・ペニシリンアレルギー
・DM性下腿壊死
・中手骨骨折

●今日の病院滞在時間
当直〜21時半

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・骨折徒手整復
・透視下整復
・上腕伝達麻酔
・トウ骨近位端骨折、尺骨肘脱臼ope
・NST勉強会

・トウ骨頭骨折はmiserable
・指尖部損傷ope方法
・上肢の稼動域
・関節のlag。足、伸展状態で持ち上げさせ、さらに伸展方向に曲げられたら、筋力低下の証拠
・脱臼の整復。骨折などに伴うもので軟部組織がボロボロになっているとなかなか戻らない。ガイドワイヤーで3週くらい固定して軟部組織回復すれば再脱臼しない確率が高まる
・事故の保険の証明書。フレキシブルに書いた方が患者のため

2007年02月22日

2/22(木)

◆今日の気持ち
(整形外科 4週目)
・ヘルニアopeで、脈打つ透ける硬膜の向こうに見える馬尾神経にちょっと感動。見えない中で作業していたものを実際に眼にできると、嬉しい
・脊椎の解剖は苦手…
・妊娠、閉経で手の疾患が増えるのは何故だろう…?

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・趾骨折
・交通外傷
・リウマチ悪化
・肩鎖関節脱臼
・Baker嚢胞
・手OA(大菱形骨近位&遠位同時)
・ガングリオン??(違和感あり)

●今日の病院滞在時間
9時〜当直

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・外来見学
・椎間板ヘルニア根治術

・ガングリオン、違和感感じたらMRI。悪性であっても一回くらいの生検なら問題ないという論もあり。
・肩鎖関節脱臼。昔と違って今は基本は保存療法。

2007年02月21日

2/21(水)

◆今日の気持ち
(整形外科 4週目)

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・リウマチ?
・若木骨折

●今日の病院滞在時間
8時〜18時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・趾アンプタ
・外来見学

2007年02月20日

2/20(火)

◆今日の気持ち
(整形外科 4週目)

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・脳震盪
・肘脱臼
・トウ骨近位端骨折
・脊椎カリエス?

●今日の病院滞在時間
7時半〜19時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・頚椎前方除圧
・整形カンファ

・痙攣。アシドーシス、白血球上昇あることあり。筋からか。
・圧迫骨折のフォロー。寝返りがうてるかどうか、がポイント。
・アンプタで、BK= below knee, AK= above knee
・カリエスCT。膿瘍、椎体ではなく椎間板から広がっている所見がみられる。圧迫骨折なら椎間所見
・頚椎ope。前から入るとすぐに脊椎に届く。後ろからより早い。浮腫・血腫が怖いためope後注意。
・大腿骨頚部骨折。ope後すぐに加重するとどうしても縮む。加重は遅らせる、ということも症例によっては手段。
・舟状骨骨折。「手首A→P尺骨位」がわかりやすい
・四肢骨折。内出血のため時間が立つと変色することあり
・脊椎損傷。深部感覚障害と譫妄重なり「ずっと立たされている」と訴えることあり
・脱臼。ゆっくりひっぱれば、はまる。けれど骨折の有無は必ずチェック。整復で骨折したのではない、と証明するためにも

2007年02月19日

2/19(月)

◆今日の気持ち
(整形外科 4週目)
・改めて感じた。小さな病院って職員全員できもちよく挨拶できるのがいいな
・眠い。鼻炎がひどい。
・日直・当直明けの夜から緊急ope二つ、は朦朧としてくるなぁ
・後何回脳に触れるのかな…
・「根無し草になってはいけない。医局に所属しなさい」と町の他の病院の医師に語っていただいた。たしかに、根を持つことは大切で。医局を崩壊させたい世の力の強まりを感じるけれど、一部の強い医師はいけれど、そうでない医師はどうすればいいのだろう…。
・神経症状のない、何か変、は硬膜下血腫の確率高まる
・内臓をおさえること。単純なことが難しい。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる
・もっと本読みたい

●今日の新患・診断
・胃穿孔
・急性硬膜下血腫
・視床出血
・肺炎
・喘息発作
・痙攣
・過換気症候群
・交通外傷

●今日の病院滞在時間
当直〜23時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・視床出血ope
・胃穿孔ope

・高齢者の膿尿は特異度低い。あっても症状なく感染源でもないことも多い
・痙攣。アシドーシスやWBC上昇あることが。
・抜管抜くときのカフ、注意しすぎなことはない…
・頭皮でメスはよく切れすべりうる…
・癲癇返すとき、phenobarbital im, diazepam 坐薬
・DM四肢壊死→切除はdemarcation後。肺血症のリスクより、再手術のリスクが大きいと考える
・圧迫骨折。寝返りが痛くなくなる、がひとつの指標
・肺炎。脱水だとX-rayに写りにくい

2007年02月18日

2/18(日)

◆今日の気持ち
(整形外科 3週目)
・「わからない」という状態でおいておくこと、ちょっと前はすごく嫌っていた。でも、それは正しいときもある、というのがわかってきた気がした
・久々にグラム染色するとホントに染まっているのか不安になるな…
・違う分野の知識はすぐ忘れるな…

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・虚血性腸炎 再発
・肘内障自然整復?
・肋骨骨折?
・UTI
・高血圧緊急症
・鼻骨骨折
・頭部外傷、脳震盪

●今日の病院滞在時間
8時半〜当直

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・後頭部の撮影はA-Pでは無理。タウンを。
・虚血性腸炎
 腸が麻痺してまず嘔吐がでることも。
・肘内障治療
 整復時、トウ骨頭に置く親指は乗せるだけ。はまる音を感じるだけ。押し込むわけではない
・グルコサミンとコンドロイチンのOAへの効果
 動物実験では確かに効果ある。人体に使用しても、12週かかるが良くなる傾向はある。が、今の健康食品は純度など信用しにくいし、高価。一生のみ続けなければならないことも、問題。著明な効果もみられない、か?
・頚部X線。アライメント、椎間板の厚さ、AAD<3mm?、棘突起間、椎体前縁南部組織・C2-4<7mm・C6<22mm(血腫での気道狭窄をチェック)

2007年02月16日

2/16(金) セミナー参加

◆今日の気持ち
(整形外科 3週目)
・睡眠不足….体調管理は大切で

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・陳旧性骨折にまぎれた舟状骨折?

●今日の病院滞在時間
7時半〜18時半

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・頚椎造影
・脊柱管造影

・コラーゲン摂取の効能

・手動脈
 尺骨がmain。損傷したら、血管外科に頼んでバイパス、が早い。血流チェックはアレンよりcapillary refillingが早いことが多い
・中手骨
 示指・中指は動かない。骨折しても問題ないこと多い
・CM関節
 DIPの次にOAおこりやすい
・舟状骨骨折
 専門家でも読みにくいことあり。偽関節になりやすい
・指の骨折
 屈曲時の回旋変形に注目
・green stick fracture
・爪損傷 Schiller法

・腹腔内感染症
 混合感染が多い。横隔膜より下は、腸管内にE.coliよりずっと多い嫌気性菌、特にβラクタマーゼを産生するBacteroides fragilisがいることが、問題! これが悪さをする。だからβラクタマーゼ阻害剤などが必要になる。…よって、横隔膜より上の消化管からの感染症はアンピシリンで十分。
 腸球菌はいても、悪さはしないことが多い。コンプロマイズドでなければ。
 メトロニダゾールは腸管からの吸収よく嫌気性菌に有効

2007年02月15日

2/15(木)

◆今日の気持ち
(整形外科 3週目)
・体調悪い…
・挿管。久々に。しばらくしていなかったら肩の力が抜けたのか、楽にできた。脱力しつつも忘れていない、というバランスが大切で
・手術で動きすぎ。慣れない自分は清潔であることがもっとも大切で

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・圧迫骨折

●今日の病院滞在時間
8時半〜21時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・外来見学
・尺骨遠位端骨折
・Patella整復ope

・骨は、ずれさえなければ保存でOK
・骨棘。もろい。構造がめちゃくちゃだから
・テニス肘バンド
・opeの消毒はきれいに。そのほうがぬりのこしがないl。また、手に消毒液がついているのはへん。

2007年02月14日

2/14(水) セミナー参加

◆今日の気持ち
(整形外科 3週目)
・関節鏡でのぞかせてもらった! 傍からみているとわけがわからない関節内だったけれど自分で手を出すといろいろわかる。ACLを強く認識。
・糸結び…。今日は何度も切れてしまった。糸ごとに力の入れ具合を変え切れていない。力を入れて締める、のではなく、きちんと締める、べし。
・手術。清潔さなど、最後まで気合を抜かない…
・腰麻がうまくいかず…。脂肪があつくて痛がり、というのはあったけれど、もっとずばっといってもよかったのかも。厚いということはわかっていたのだから。道具を変えることも考えることも大切。
・つかれきっていることがわかる。今日は休もう。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・頚椎症?

●今日の病院滞在時間
8時〜18時半

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・高原骨折ope
・足関節授動術
・感染症講義出席
循環器診療スキルアップをよんでみた。シンプルで短時間でよめた

・タニケット。腕なら血圧+100(または90)、足なら+200で締める。1時間半すぎたりしたら10分血を流す。またそのときに出血部位をチェックし止血。
・人工骨。再生能がないのが短所。

2007年02月13日

2/13(火)

◆今日の気持ち
(整形外科 2週目)
・やっぱり循環器が苦手…。とりあえず、今日明日で一冊読み終えてみよう

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・脛骨・ヒ骨骨折
・megaloblastic anemia(胃切後B12 deficiency)
・paroxysmal supravenricular tachycardia
・Patella骨折
・脛骨骨折
・距踵骨関節拘縮

●今日の病院滞在時間
7時半〜20時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・B12欠乏。汎血球減少起こる。葉酸投与で神経症状悪化することがある。葉酸欠乏では神経症状は見られない
・肩X-ray
 軸: 上腕挙上の側面。側面を見るのにいい。烏口突起、鎖骨をみるのによい
 スカプラーY: 腕を下げた側面。肩甲骨側面を見る。肩を吊り下げているときとかの上腕骨の側面を見るのにいい。
 中間位、内、外
・骨盤骨折で、尿潜血・Hbチェック
・ラミノプラスティー(脊柱管拡大術)後の筋力低下
 →血腫・doorの閉鎖に注意
・脊椎損傷の反射。もとからミエロパチーあると増強される。少し意識しただけで反応したり
・オッペンハイム反射
・ヘルニアは2週くらい安静しているとよくなる
・脊柱管狭窄症。PGE1で狭窄部位の血流よくなり運動よくなる。報告多数。経験からも良好。

・リウマチの手
 手根骨がつぶれる。尺骨が脱臼する。
 伸筋腱。切れやすい(滑膜炎で)→腱移植。束ねてしまうのも手段。尺骨の頭はトウ骨にネジでつなげる。尺骨全体を固定してしまうと回内・外ができなくなるため体は切り離す。MPの尺側変移とともに腱がずれても指は伸びなくなる

・整形では、指を番号で呼ばない。先天性の奇形があるから。

・加重と加動は同時にやらない。負担が掛け合わされるから

・ヒ骨骨折。関節面・靭帯に関与しないところは手術はしない。加重されないから。

・腱板断裂のX-ray。腱峰・大結節に骨局ができたり不整になったりする

2007年02月10日

2/10(土)

◆今日の気持ち
(整形外科 2週目)
・忙しすぎた今週のまとめと、病棟情報の整理をしようとするが終らず…
・医師会系参議院議員の講演会にでてみる。さすが、話をするのが上手。パワーポイントを使わないで講演できるようになりたいなと思った。細かいところで論理が局所に閉じ込められることがあったのは、どんな力の流れがあるのかなあと気になった。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断

●今日の病院滞在時間
・11時〜17時、23時〜25時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・まとめ
・医療政策講演会参加

2007年02月09日

2/9(金) セミナー参加

◆今日の気持ち
(整形外科 2週目)
・身体所見は難しい…。
・疑った疾患は質問前にきちんと頭に内容入れないとな…。ついつい気持ちが焦ってしまう
・指導医に患者の、入院契機となったのではない疾患について質問したが、自分の準備に深みがなかった。担当患者でなかったことはあったが、問診が浅かった。その病気について知識がないからだが、前医の治療内容について深く聞き出せなかった。知らない分野は難しい…
・肺炎の治療をしていて抗生剤に対しての薬剤性肺障害が出現したとき、きっちり対応しきれいるのか不安に思った…
・妊娠可能女性の妊娠をCT前に聞き損ねる…。あぶないあぶない…
・どこまで検査をするのかは、難しい。手軽に安く検査は終らせたいところだし余計なことはしないにせよ、病理に確信を持って到達できるまでは、設備が許す限りは効率よくやってもよいか。
・疾患を否定する質問、を頭に整理して叩き込まねば
・復習は、ためるとしんどい…

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・恥骨骨折
・頚椎捻挫
・尿管結石
・結膜炎
・骨metaで腸骨骨折
・C5中心性脊髄損傷

●今日の病院滞在時間
当直〜18時半

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・手についてのモーニングセミナー
・講演「薬剤性肺障害」
・頚椎後彎は20%くらいあり、生理的
・ナート。気持ちが悪くなっても倒れないように、全身状態よくても寝かせてやること
・骨の見方。輪郭・関節・骨の分断線
・仙骨裂孔ブロック

・整形外科的疾患の検査。MRIなど有力な検査ではあるが、先入観が入ることがある。原則としてまずは、過不足ないX線を。

・手の腱診察
 本来脱力すれば屈曲するはずの指の中で伸展位をとるものが1本だけあれば腱断裂を疑う。他のDIPが曲がらないようにしてその指を曲がらせるよう指示して屈曲しなければFDS断裂(4つの指のFDPは分離が悪く普通は同時に収縮するから、その方法でFDPを固定できる)。その指のPIPが曲がらないようにして(FDSを固定して)屈曲しなければFDP断裂。特に小児など、痛み強く屈曲を指示通りにできなければDynamic tendesis effect(手首の屈曲で腱を収縮・弛緩させる)を用いる方法も。
 FDSは表にあるので切れやすいが、切れていても指は屈曲するので見逃されやすい
 腱断裂は放置するとどんどん手首まで筋肉で引き込まれる。屈筋腱なら手首腕を屈曲させて弛緩させ、伸筋腱なら伸展させて弛緩させ、固定して手の外科に送る
 PIPから手1/3までのno man's landは癒着を起こしやすい。癒着したら、腱の外のopeで断裂した血行が開腹する3ヶ月後に再手術(待たないと腱が再度切れる可能性高い)。

 PIPでの伸筋腱断裂 →ボタンホール
 DIPでの伸筋腱断裂 →槌指(マレット・フィンガー)、さらに強まるとスワンネック
 伸筋腱断裂は保存(4週)が原則(屈筋なら3週。伸筋は屈筋より弱いので負けてしまうから)。絶対に、入浴などでも、固定ははずさせない。すぐ切れる。それ以上の固定は癒着を引き起こす
 腱断裂あとの運動はpassiveでおこない腱に負担をかけないように癒着を防ぐ

・神経断裂
 二点識別覚、differentiation, Tinelでチェック
 治療は2〜3週以内に
 Tinelが末梢に移動することで、神経の回復をチェックできる
 
・圧迫による神経麻痺 治療は経過観察orビタミンB12
 下垂手(drop hand / drop finger)、猿手(母指球筋萎縮)、鷲手(骨間筋、小指球筋萎縮)

・Intrinsic plus position
MPを曲げた状態。固定するならこれ。MPが曲がっていない状態で硬縮した手は何の役にもたたなくなる。曲がっていればいろいろ使える。

・五十肩
 あらゆる方向への動きが制限される肩の拘縮と疼痛が主症状。関節内の炎症→短縮?→自然治癒

・肩峰下impingement syndrome
烏口肩峰アーチに腱板・肩峰下包が繰り返し衝突。棘上筋が最も傷害されやすい。
 関節包の炎症起こる →臥位にて圧力高くなる →痛み増強

 painfull arc sign有痛弧徴候 .. 60度〜120度で痛み(それを越えると痛みなくなる)
  →impingement syndromeか肩板断裂 「ひっかかる痛み」
 Neer's impingement sign ... 肩甲骨を押さえつつ内旋した腕を前方挙上で痛み
 Hawkins's impingement sign ... 前方挙上し90度曲げた腕を肩甲骨を押さえ内旋
  どちらも、棘上筋腱と肩峰下胞が肩峰に押し付けられる

・肩板断裂
 高齢者なら半数以上はかかっている。よほど不具合がなければ保存療法で十分。
 運動時の突然の発症…だからといって断裂ではない。五十肩でも蓄積された影響がちょっとした契機に出現するのはありうるはなし。

・肩の診察
 Flection ... Active & Passive
External rotation first position ... 上腕下垂・前腕90度前。外旋をチェック。
  (Secondは上腕を横、Thirdは上腕を前)
 Internal rotation ... 背面のものが意義あり。肩甲骨下がTh7、上がTh4、を目安に。
 Drop arm sign ... 上に他動的に上げた手がストンと落ちる。挙上位保持がきつい、とでることも
 棘上筋test(supraspinatus SSP test) ... 上腕を前に出し母指を下に向け、上腕を挙上させる。筋力落ちたら陽性。大結節の圧痛もチェック
棘下筋test(infraspinatus ISP test) ... ER1で負荷をかける
 Lift off test ... 背中に付けた手をぱっと離させる。肩甲下筋のチェック

2007年02月08日

2/8(木)

◆今日の気持ち
(整形外科 2週目)
・肩こりからか、両手尺骨神経支配域がしびれている。血ガスがうまくとれずショック…。自分の状況は放置していたが治療をはじめることにする。
・ロッカーの鍵をなくす…。手術着に紛れ捨ててしまったか?
・糸結び、なかなか習得しきれず…。緩ませるやり方と緊張させるやり方と、二つに大別し頭を整理。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・肘脱臼
・尿管結石
・OA
・趾骨折
・小児鎖骨骨折
・半月板eniscus損傷

●今日の病院滞在時間
7時半〜当直

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・頚椎狭窄症ope
・肘脱臼整復
・左趾骨折整復 末節骨基節骨中足骨
・膝関節内ヒアルロン酸注射
 Patella内側を強く押し、てこの原理で外側を開く。隙間を確認し注射。指で関節内の圧力を感じながら。スーッと入るなら、きちんと入っている。不自然な抵抗を感じたら少し引いてみる。終ったら、声をかけつつゆっくり抜く。
・足テーピングは足底の内からのぼり外に向けて
・鎖骨骨折にクラビクルバンド
・ヘルニア →姿勢維持困難、
 腰痛 →体動時痛

2007年02月07日

2/7(水)

◆今日の気持ち
(整形外科 2週目)
・執刀! ばね指だけれど。
・癒着性イレウスの小腸が新鮮だった

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・OA
・LCS 馬尾症状
・上腕偽関節
・腸骨骨折
・恥坐骨骨折

●今日の病院滞在時間
9時〜18時半

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・術後癒着性イレウスope
・外来見学
・OAにヒアルロン酸の関節内注射。感染など怖いので、頻回にはやらない
・LCSにリプルalprostadil(PGE1)とノイロトロピンが効く、という。
・恥坐骨骨折したら腸骨骨折も疑う(Malgaigne骨折)
・LCSのスコアリング ope後の満足度なども含めてフォローに使用
・脊髄除圧の後のinstrumentでの固定。必要というevidenceはない。上下に負担をかけるし、reopeも難しくなる
・opeのための四肢の虚血は1.5時間まで。手術の区切りが悪ければ2時間までは延ばすこともあるけれど。それ以上も耐えられるだろうけれど、限界に挑む必要はない

・ばね指ope
 炎症を起こしている腱を触診しマーキング。腕の脱血。皮膚の腺にあわせて皮切。そこにハサミを入れて引き、剥離。抜くときはさみを閉じて内部を切らない。腱を見つける。その内側・外側を剥離。手掌面の遠位・近位を剥離。腱鞘を小さく切開し、そこから遠位・近位にハサミを入れる。せっかくなので広めに

・糸結びは両端を引っ張り続けて固定する方法と、力をかけずゆすらないで緩ませない方法と、がある
・舌打ちするな、下にうつすな悪い癖
・電気メスはなるたけcutを使う。コアグラつくらないと見やすい
・小腸は適当に結んでもくっつく。リークさえしなければ
・閉創器。力で閉じようとするとすっとび危険。叩いて閉じる。

2007年02月06日

2/6(火)

◆今日の気持ち
(整形外科 2週目)

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・Parkinson, 歯車様固縮
・TB、大腿骨感染

●今日の病院滞在時間
7時〜19時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・頚椎性脊椎症で10秒テスト。
・ホフマン、トレムナー
・アンクルクローヌス
・大腿骨頚部骨折。内側型だと歩くこと可能なこともある。
 欧米では「内側」「外側」としない。内側型は単に頚部骨折。他に、転子部・転子間・転子下骨折、など(英文のガイドラインを確認しておく…)
 頚部への動脈は、内側大腿回旋動脈(大腿深動脈の枝)と閉鎖動脈寛骨臼枝
・脊椎opeで怖いのは血腫。術後のCTでairがあれば安心
・足の長さの違い。上前腸骨棘から踵まで。3cm以上の左右差があれば有意
・ガンマネイルは外反しているとつらい →CHS

2007年02月05日

2/5(月)

◆今日の気持ち
(整形外科 2週目)
・教科書にも間違いはやっぱりあるものなのだな…。標準、の名にだまされずに気をつけねば。
・骨の透視。最初はまったく意味がわからなかった透視が、手術3例目になったらかなり見えるようになっていて、その変化が自分でおもしろかった。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・sever AS
・大腿骨頚部骨折

●今日の病院滞在時間
7時半〜22時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・ガンマ3 x2
・DSS

・患者家族の眼を気にしろ
・Ope後の患者の見方。きっちり丁寧にデータを読みぬき、カルテに記載。
・Garden 不完全骨折の1型。骨折腺が横断しているがずれはない2型。ずれているが骨梁がついている3型。骨梁が離れ平行になっている4型。3型で嵌合していたり、足を動かしたときに骨頭も一緒に動くものは血流がよくつきやすいといわれる。動かなければ、人工骨頭に。
・骨接合術か人工骨頭置換か。どちらを選ぶか。前者であれば偽関節ができて再手術の可能性もある。どんな境界を作るか(血流はどんなときに保たれていると判断するか、どんなときに治癒しやすいと判断するか)は施設によって違う。
・大腿骨頚部骨折 外側は大量出血の可能性ある。内側であれば、その可能性は少ない
・大腿骨頚部骨折ope後。坐骨神経に翌日注意。opeで傷つけたり、骨折で挟み込み続けていた、という可能性もある。
・リウマチ。PIP、MPの変化(たいていは同時につぶれる)が有名だが、MCやトウ尺関節の変化も注意する必要あり。尺骨が脱臼していたり、するもの。手根骨がつぶれていたり、するもの。RFはあてにならん。OAと重なっていることも多い。

2007年02月04日

2/4(日)

◆今日の気持ち
(整形外科 1週目)
・家族歴の重要性を再認識
・机が広くなり棚が整理されると頭が整理された気分。
・内分泌も勉強したい…
・遺伝病は情報提供が難しい…

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断

●今日の病院滞在時間
8時半〜20時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・整形のカルテを読む
・徹底的に資料の整理
・絞扼性イレウスなど、腸の血流の途切れは血管が弱い静脈が主体。だから、ショウ膜が赤黒くなる。粘膜は弱いから、先に黒くなる。

2007年02月03日

2/3(土)

◆今日の気持ち
(整形外科 1週目)

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・大腿骨頚部骨折 内側 2型

●今日の病院滞在時間
13時〜14時半

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・大腿骨頚部骨折。
 「外側」「内側」は日本でしかしない分類なので、カルテの疾病名のところに書く必要はない。
 牽引。外側型で痛みが強ければしてもいい。手術前の整復のためにも効果があるという説もある。しかししない医師もいる。牽引したせいで悪くなることもある。難しい。内側では不要。

2007年02月02日

2/2(金)

◆今日の気持ち
(整形外科 2日目)
・指導医から叱られたときのことばがかっこよかった。「自己満足の検査をするな」痛いして検査させたらその日のうちに検査の結果を患者に伝えにいけ、と。うん。そうがんばろう。
・整形外科の研修が始まった。今までは6ヶ月とか4ヶ月とかの長い期間を回ったが、今回は1ヶ月だけ…。ぽやぽやしていると過ぎ去りそう…。早いところ学ぶべきポイントを見極めて勉強しないと…
・2月は脳外は暇、とのこと。不思議。
・整形は独特の用語が多い…。そのつど聞いて、覚えねば…。
・早めに患者を掴まないと…。とりあえず、なれた検査データで掴んでみよう。カルテ・伝票整理を明日までに終らせる。週末に一部の患者だけでもレントゲンをじっくり眺めてみよう…。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる
「手・足・腰診療スキルアップ」を読み終える

●今日の新患・診断
・顎脱臼
・梅毒

●今日の病院滞在時間
7時半〜24時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・頚椎造影
・ルート造影

・大腿骨頚部骨折で気をつけること
 足背動脈・膝窩動脈で、出血等チェック
・整形で気をつけるべきこと
 ヒ骨神経麻痺。大腿骨頚部骨折などでヒ骨で神経を押さえてしまう…。Tinelでチェック。
 外傷は仕事中かそうでないか。既往歴。喘息、局所麻酔アレルギー(歯科などで聞く)、DM、骨折歴
・頚椎後彎変形に後方除圧は効果なし。オリジナルカラムが狭ければ後彎除圧の適応。
・頚椎での選択的椎弓切除術。昔やられていたが、ヘルニアを起こしたり、脊椎損傷になったり…。でこぼこができるし、先まで削りすぎたり…。顕微鏡が発達した今、もう一度やられている。他、広く除圧して骨を埋めて固定させる方法も。しかし神経症状はいいけれど、筋肉に負担がかかったり…。固定しないで動かす手段もある。削る範囲の決定にはアライメントが重要。必ずしもCTやミエロだけで白黒決めれるものでなく、感覚が重要。

2007年02月01日

2/1(木)

◆今日の気持ち
(整形外科 1日目)
・新しい科。いつも会っている先生のところではあったけれど、緊張。

●目指す医師像
まずは、医者

●今の目標
・整形外科を味わいきる

●今日の新患・診断
・滑液包炎 bursitis
・すべり症 → 神経根症状
・捻挫
・de Quervain病
・腱板断裂?
・胆管炎 (Klebsiella pneumoniae)
・全身麻酔後抜管後、脱力の舌根沈下とneostigmine副作用から呼吸困難

●今日の病院滞在時間
7時半〜22時

●今日行ったこと・見たこと・知ったこと
・後方除圧術
・捻挫。…とおもったら時間がたって骨折が離開し気づかれることもある
・Finkelstein test